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オルガノグループは事業活動を通じて貢献すべき社会的課題を認識し、サステナビリティ経営を推進しています。オルガノのサステナビリティに対する取り組みの基本にあるのは、当社グループが有する高度な分離精製技術を通じて環境保全や省資源に貢献していくことです。そのため、水の浄化や再利用、排水からの有価物回収といった環境配慮型の製品・サービスを中心に研究開発に取り組んでいます。
近年の急激な気候変動に伴い、水資源問題が今後さらに深刻化していくことが危惧されています。一方で、大量の取水・排水が生じる電子産業は当社の水処理エンジニアリング事業における最重要市場であり、当社はこの課題を極めて重要なテーマのひとつと捉え、排水再利用技術の向上に取り組んでいます。また、水処理においてはその機能を向上させるために薬品を用いる場合がありますが、原水や処理水の性状をセンサーなどで検知して薬品の使用量を最適化することで余分な使用を抑えるなど、省資源・省力化に寄与するソリューション技術や新サービスの開発にも注力しています。さらに、当社は「好気性グラニュール汚泥」という空気を好む微生物の塊を用いた独自の下水処理システムを有しています。これは処理水質の向上に加えて高速処理を可能とする技術であり、排水処理時の消費エネルギーとGHG排出の削減に貢献することができます。
以上の取り組みからわかるように、オルガノグループの事業そのものがサステナビリティの考え方に沿ったビジネスであり、環境保全に資する事業なのです。これからも、世の中の趨勢となった「省資源」「省エネルギー」「省力化」をキーワードに、主力のプラント事業だけでなく、そこから拡がるさまざまなソリューションサービスにおいて社会のニーズに応えていきたいと考えています。
元来、世の中にある課題をニーズと捉え、それに対応していくことがビジネスの基本なのですから、企業がサステナビリティに取り組むのはある意味当然のことです。そして、世の中の課題にどう応えていくかという点にこそ、ビジネスチャンスがあると考えます。
この考え方を踏まえ、当社は2022年にサステナビリティ方針を策定し、継続的な事業成長を実現し、事業基盤を構築するために当社が長期的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定しました。さらに、この重要課題への取り組みを具体化して推進するためにそれぞれの指標(KPI: Key Performance Indicator)と目標を定め、達成に向けて取り組むと共にその進捗状況を定期的に報告しています。
重要課題(マテリアリティ)に関する取り組みの一部をご紹介すると、「気候変動への対応」においては、TCFD提言に沿って情報を開示すると共に脱炭素経営を推進し、温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。「人権の尊重」においては人権方針を策定し、国連の『ビジネスと人権に関する指導原則』に基づいて人権を尊重することを社内外に宣言しました。今後、人権への負の影響を防止・軽減する体制を構築し、段階的に取り組みを進めてまいります。また、「多様な人材が活躍し働きがいのある職場づくり」については、さまざまな背景をもつ従業員が柔軟に働き、キャリアを築ける仕組みづくりを推進しています。
私たちオルガノグループは創業より水とともにあり、水を生かす技術を育み続けてきました。今後はさらにサステナビリティを経営の中核に据え、水で培った先端技術を駆使する総合水処理エンジニアリング企業として、お客様のニーズと環境への配慮のいずれにもしっかりと応えられる製品・サービスを提供すると共に、この社会を構成する一企業市民として、真摯に社会的責任を果たしてまいります。
























