環境への取り組み 気候変動への対応
基本的な考え方
気候変動は地球規模で社会や環境の安定性を失わせる脅威であり、水資源への関与が大きいオルガノグループにおいても注視すべきリスクと考えています。一方、環境配慮型商品・サービスへの需要の高まりを事業機会と認識しています。
気候変動の緩和と適応に積極的に取り組み、また、事業活動におけるエネルギー使用を最適化し、気候変動の緩和に貢献する商品・サービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。
取り組み
2022年度のScope1・2排出量は、基準年である2021年度比で12%増となりました。増加の主な要因は、相模原にある開発センターにおいて新しい実験棟の運用を開始したことです。
しかし、本社ビルにおいて、2023年1月から電力で、同3月からガスで再生可能エネルギーの導入を開始するなど、排出削減に向けた取り組みを行っています。また、2030年度のScope1・2排出削減目標を37.8%から42%に引き上げ、再設定しました。
2022年度のScope3排出量は、基準年である2021年度比で37%増加しました。主な原因は好調な業績です。業績が好調だった分、購買量と販売量が増え、同時にGHG排出量も増加しました。
今後の予定としては、2024年3月までに国内外グループ会社の2021年度/2022年度のScope3排出量の算定を終える見込みです。
今年度、オルガノ単体の排出量を把握できたことで、Scope3のどの分野(カテゴリ)の排出量が多いのか、実態を把握できました。今後はこの情報の解析を進め、Scope3の削減目標を検討してまいります。
項目 | 目標 | 2021年度実績(基準年) | 2022年度実績 |
---|---|---|---|
Scope1・2 | 2030年度 42%削減(2021年度比) |
排出量 10,324t-CO2 (国内外グループ会社含む) |
12%増加(2021年度比) ・排出量 11,566t-CO2 (国内外グループ会社含む) |
Scope3 | 検討中 | 排出量 558,991t-CO2 (国内外グループ会社含む) |
37%増加(2021年度比) ・ 排出量 893,606t-CO2 (国内外グループ会社含む) |
カテゴリ | 2021年度(t-CO2) | 2022年度(t-CO2) |
---|---|---|
カテゴリ1 :購入した製品・サービス | 256,147 | 358,215 |
カテゴリ2 :資本財 | - | - |
カテゴリ3 :Scope1・2に含まれない燃料およびエネルギー活動 | 1,586 | 1,690 |
カテゴリ4 :輸送・配送(上流) | 6,078 | 6,179 |
カテゴリ5 :事業から出る廃棄物 | 1,527 | 1,309 |
カテゴリ6 :出張 | 143 | 142 |
カテゴリ7 :雇用者の通勤 | 295 | 292 |
カテゴリ8 :リース資産(上流) | - | - |
カテゴリ9 :輸送・配送(下流) | 380 | 510 |
カテゴリ10:販売した製品の加工 | - | - |
カテゴリ11:販売した製品の使用 | 236,505 | 476,435 |
カテゴリ12:販売した製品の廃棄 | 3,238 | 3,414 |
カテゴリ13:リース資産(下流) | 44,442 | 36,966 |
カテゴリ14:フランチャイズ | - | - |
カテゴリ15:投資 | - | - |